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特別連携施設での日々
石垣島徳洲会病院(2026年7月~9月、澁谷智花 Dr)
石垣島は沖縄県の南西に位置する八重山諸島の一つです。
石垣島徳洲会病院は、石垣島の急性期医療を担う病院の一つです。パワフルな小畑院長のもと、各地域から集まった個性豊かな5人の研修医・専攻医とともに、日々充実した毎日を送っています。
入院診療だけでなく、一般外来、救急外来、健診、透析管理、訪問診療など、幅広い診療に携わる機会をいただいています。また、外科、乳腺外科、皮膚科の手術や内視鏡治療、経皮的冠動脈インターベンションなどの症例も多く経験しています。特に、赴任当初は外来患者数の多さに驚き、離島医療ならではの幅広い診療を実感しました。
私は日頃は、湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センターにて、腎臓内科専攻医として勤務しており、ジェネラリストとしての視点を持つようご指導いただいていました。しかし、石垣島では、内科のみならず、整形外科、泌尿器科、皮膚科などの初期対応についても学ぶ機会が多く、少しずつ診療の幅が広がっていることを実感しています。
ある程度内科や専門領域を学んだ段階で離島医療を経験したことで、これまで培ってきた知識や考え方を客観的に見つめ直すことができました。専攻医2年目というこの時期に離島で研修させていただけたことは、自分にとって非常に大きな財産になったと感じています。
石垣島徳洲会病院では、週に2回、職員全体で行うラジオ体操があり、さまざまな職種の方々と自然に顔見知りになれるのも、この病院ならではの温かい雰囲気だと思います。実際の診療では、一人では解決できない症例も数多く経験しました。そのたびに、看護師、薬剤師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカー、事務職員の皆さんなど、多くの方々に支えていただきながら診療を行うことができました。職種を超えて協力し合うことの大切さを改めて学びました。
また、島とは全く縁もゆかりもなかった私を温かく迎えてくださった職員の皆さんのおかげで、不安なく充実した毎日を過ごすことができました。小畑院長はご多忙にもかかわらず、多くの外来・入院患者さんを診療されており、地域の皆さんから厚い信頼を寄せられている姿を間近で拝見しました。その姿から、地域医療に真摯に向き合う医師の在り方を学び、自分も少しでも患者さんの力になれる医師になりたいと日々感じています。
石垣島には美しい海や山、満天の星空、そして個性豊かな周囲の離島があり、これまで沖縄はもちろん離島を訪れる機会がほとんどなかった私にとって、かけがえのない経験となりました。また、個人的な裏目標として取り組んでいた車の運転も、少しずつ上達してきたように思います。
今後は腎臓内科医として専門性をさらに高めるとともに、この離島で学んだ「地域全体を診る」という姿勢や、多職種と協力しながら患者さんに寄り添う姿勢を忘れず、日々研鑽を積んでいきたいと思います。
石垣島での研修も残りわずかとなりました。残された一日一日を大切に過ごし、この貴重な経験を今後の診療に生かしていきたいと思います。
最後になりますが、このような貴重な機会をいただき、離島研修に快く送り出してくださった湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センターの先生方、石垣島徳洲会病院のご指導くださった先生方、支えてくださった病院スタッフの皆さん、そして地域の患者さんに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
与論徳洲会病院(2026年1月~3月、大森圭偉 Dr)

与論島は鹿児島県から約563km、沖縄県から約23kmの場所に位置する、一周約23kmの隆起サンゴ礁の島です。
与論徳州会病院は島唯一の入院施設を持つ病院です。
およそ5000人の島民の皆さんの健康と笑顔を守るべく、熱意溢れる高杉院長のもと、個性豊かな5人の研修医とともに日々奮闘しています。
100名近い入院患者さんの担当のほか、一般/発熱外来、救急外来、療養病棟、特別養護老人ホーム・老人保健施設への往診、消化器内視鏡、そして維持透析患者さんの透析管理などに携わらせていただいています。ムカデ咬傷や、切迫早産疑いの患者さんを緊急でDrヘリ搬送、小児の血便など内科だけではなく、離島ならではの症例を数多く経験できました!
与論島には「自宅看取り」という文化があります。神棚のある自宅は、ご先祖様と繋がる身近な場所であり、終末期や老衰の患者さんはそこで息を引き取ります。私も何度か搬送に同行させていただきました。人がいつか亡くなることは変えられない事実ですが、患者さんとそのご家族、そしてご先祖様が集まるなかでの最期を経験させていただけたことで、医療の敗北ではなく、あるがままに人生を全うすることのお手伝いができたのではないかと感じることができました。また終末期の方で、自宅搬送となった後も数週間自宅で過ごされた方いて、人間の底力、自宅での生活が患者様、家族様に力を与えることを痛感しました。

3ヶ月間の離島生活はあっという間で、高杉院長、御供先生、研修医のみんなとコメディカルの皆さんにたくさんたくさん支えていただき、なんとか与論島の皆さんの健康を守ることができました。また3ヶ月も島にいると、島の皆様にスーパーや飲食店で「この間はありがとうございました」とを声かけていただいたり、島民の温かさに心が癒された3カ月間でした。この場をお借りして、感謝申し上げたいと思います。心からありがとうございます。
将来的には腎移植も導入することで、与論のCKD患者さんが今よりももっと笑顔で安心して暮らせたらいいなあと思っています。3ヶ月の与論島の経験は医師人生と人生観を変えてくれました。
高杉院長、御供先生、離島医療に励む医療従事者の方々の芯のある医療に間近で触れ、今後少しでも成長した姿をみていただけるよう、精一杯頑張ります!
与論島での生活の一部と美しい景色を写真でお届けします!!








