Nephrology , Immunology and Vascular Medicine
腎免疫血管内科

当科では腎疾患の急性期(腎炎・AKI・急性血液浄化療法など)から慢性期(血液透析・腹膜透析・腎移植)まで扱っており、膠原病や血管炎などの基礎疾患並びに動脈硬化病変(腎動脈狭窄、PAD、コレステロール塞栓症など)も積極的にフォロー・治療し、幅広く深みのある総合的な腎診療を行っていることが特徴です。
当院は救急病院のため、外来からだけでなく、救急からも多くの患者が入院しますので、多くのAKI患者に携わります。AKIの原因が不明な症例に関しては積極的に腎生検(開放、経皮的腎生検)を施行しています。
2019年度の腎臓内科の入院はのべ767名(緊急入院372名 予定入院395名)で、腎生検(移植腎生検は除く)は94名(うち開放腎生検2名)でした。
数多くの症例を通じるだけではなく、週1回の症例カンファレンス、そして月1回の外部講師を招いての腎病理カンファレンスなどで、確実に知識を吸収でき、患者に還元することができます。
当科に来て、総合的腎診療を行い、一緒に患者を救いませんか?
カンファレンスの様子

診療実績
表1. 2010年-2019年診療実績データ
表2.腎生検施行内訳
2019年 | 2018年 | |
腎生検症例数 | 187 | 187 |
---|---|---|
原発性糸球体疾患 | ||
微小変化型 | 15 | 8 |
膜性腎症 | 6 | 6 |
巣状糸球体硬化症 | 3 | 4 |
膜性増殖性糸球体腎炎 | 2 | 2 |
IgA腎症 | 22 | 26 |
急速進行性糸球体腎炎(ANCA関連血管炎含む) | 4 | 3 |
抗GBM抗体腎炎 | 1 | 0 |
管内増殖性糸球体腎炎 | 1 | 3 |
そのほかの腎炎 | 9 | 16 |
2次性糸球体疾患・尿細管間質疾患・その他 | ||
糖尿病性腎症 | 5 | 8 |
悪性腎硬化症 | 2 | 2 |
良性腎硬化症 | 4 | 5 |
ループス腎炎 | 3 | 4 |
多発性骨髄腫 | 0 | 1 |
アミロイド | 1 | 2 |
コレステロール塞栓症 | 1 | 1 |
間質性腎炎・尿細管壊死 | 8 | 10 |
IgG4関連腎炎 | 1 | 1 |
感染後腎炎 | 2 | 1 |
紫斑病性腎炎 | 3 | 1 |
ワーファリン腎症 | 1 | 1 |
移植腎生検 | 93 | 82 |
メディア掲載
2019年9月 | 大塚製薬株式会社の患者様向けWEBサイト「ADPKD.JP」に腎臓病総合医療センター長の小林修三院長代行、日髙寿美部長が紹介されました。 |
---|