Kidney transplant
腎移植

腎移植はいただける腎臓があるならば、積極的に進めていきたい腎不全治療です。
当センターは、腎炎や膠原病、糖尿病など腎機能が軽度に障害された時期からずっと包括的に診療している腎臓内科医と、腎移植手術を担当する腎移植外科医とが、文字通りともに腎移植治療に携わっている、わが国でも数少ない施設です。腎移植後は、定期的に腎臓内科医が中心となって管理していきます。当院には3人の腎移植レシピエントコーディネーターが、患者様と医療者の間を有機的につないでくれる上に、術前から術後までを他職種でシームレスに支える体制が整っています。臨床検査室は最先端の検査機器をそろえ、腎臓病療養指導士の資格を有する薬剤師と管理栄養士が積極的に介入し、腎不全医療に詳しい作業療法士や理学療法士が協働しています。
2012年12月の第1例から2020年3月まで計116例の腎移植術を施行しています。
腎移植に関するご質問等がある場合には、当院コーディネーター内線 9338(吉岡・内田・今井)にご連絡ください。
腎移植手術件数
生体腎移植
献腎移植
当院で腎移植をされた方の統計
手術前の透析方法
2019年12月31日現在 / 手術総件数111件(献腎移植1件を含む)
血液透析:53%
腹膜透析:11%
先行的腎移植:36%
※先行的腎移植:透析療法を経ずに腎移植を行うこと
生体腎移植 [ドナーとレシピエントの関係性]
2019年12月31日現在 / 生体腎移植手術総数110件
夫婦:54%
親→子:30%
子→親:4%
兄弟:10%
その他:2%
生体腎移植 [レシピエントの年齢]
10代:1%
20代:5%
30代
40代:35%
50代:19%
60代:25%
70代:7%
80代:2%
生体腎移植 [ドナーの年齢]
30代:2%
40代:21%
50代:25%
60代34%
70代:16%
80代:2%
生体腎移植 [ドナーとレシピエントの血液型について]
2019年12月31日現在 / 手術総数110件
適合:47%
不適合:53%
腎移植ニュース
メディア掲載
2019年11月 | ノバルティスファーマ株式会社の患者様向けWEBサイト「腎援隊」に腎臓病総合医療センター部長の日髙寿美先生が紹介されました。 |
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腎移植の患者さん向け本のご紹介

北里大学医学部教授 吉田一成先生、北里大学薬学部准教授 小林昌宏先生編集の新刊書『腎移植とくすり』(株式会社バリュープロモーション発行)が出版されました。(2020年7月)
移植医療に関わる神奈川県の医療者が執筆し、一部を当院の医師、薬剤師、コーディネーターも執筆させていただきました。