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多発性嚢胞腎診療に関する論文が掲載されました

2022.12.30 論文 日髙 寿美

多発性嚢胞腎診療に関して

厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業) 難治性腎疾患に関する調査研究班の中で嚢胞腎分科会に参加しており、エビデンスに基づく多発性嚢胞腎(PKD)診療ガイドライン2017作成や患者さんとご家族のための多発性嚢胞腎(PKD)療養ガイド 2019作成に一部かかわらせていただきました。

2022年には他の委員の先生方とともに、多発性嚢胞腎と鑑別しなければいけない嚢胞性腎疾患の総説を一部書きました。

腎炎を含む、腎疾患の中には、遺伝性疾患が今まで考えられていた以上に多いことがわかってきました。遺伝子検査に対して抵抗感をお持ちになる方はいらっしゃるかもしれませんが、医学・医療の進歩によりもたらされた恩恵を享受していくためには、遺伝子解析は重要です。

当院でも今後、積極的にかかわっていきたい分野です。

日髙 寿美

*今回掲載された論文は、Sekine A, Hidaka S, Moriyama T, Shikida Y, Shimazu K, Ishikawa E, et al. Cystic Kidney Diseases That Require a Differential Diagnosis from Autosomal Dominant Polycystic Kidney Disease (ADPKD). J Clin Med 2022;11:6528.

 

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